いよいよ家を建てる日が決まったら、完成までに施主が注意しなければならないことは何でしょうか?
資金計画からプラン打合せ、そして契約と大きな仕事は終わりましたが、ある意味では最も重要で楽しみな仕事が最後に待っています。
今までの机上の計画を実現するために注意することは、適度に施工現場に足を運ぶことです。
完成まで一度も施工現場を訪れず、全てを施工業者に任せるのは感心しません。
着工日が決まったら施工業者から工程表をもらい、重要なポイントでは施工状況を確認しておくことが大事です。
地縄張り(じなわばり)の確認
家を建てる時、着工日が近づくと地縄張りと言う作業が行われます。
これは縄張りとも言われ、地面に家の大きさ・形を縄で形取り、施主に家のイメージを具体的に示すものです。
そして、施主に家の配置を確認してもらうためでもあり、注意しなければならない点です。
地鎮祭と上棟式
家を建てる時には、着工前には地鎮祭を、そして家の棟が上がった時には上棟式を行う場合があります。
これらのは、工事の安全と家が無事に完成することを祈願する儀式で、施主の任意で行われますが、工期の短縮や施主の負担を減らす意味から、最近では省略する傾向にあります。。
なお、これらの儀式の有無で家の出来上がりに影響が出ることはありませんが、着工日や棟が上がる時などは現場に出向き、大工さんや現場監督者と言葉を交わす方がいいと思います。
ただし、出向いた時は職人さんたちの作業の邪魔にならないよう注意しましょう。
家は人が作るもの
家を建てる作業は、たとえプレハブ住宅でも現場での組立作業などは人が行います。
現場監督や職人と顔を合わせ言葉を交わすことで、今まで人格がなかった家に、職人は人格を感じるようになるのです。
そしてわずかでもコミニュケーションが図れれば、決して家を建てることにとって悪いことにはならないはずです。