家を建てる計画をする時、初めはどうやって予算を組むか、具体的な手順が判らないものです。
土地価格や建物価格などから積み上げていく方法もありますが、机上の計画になる可能性もあります。
それを避けるためには、返済可能な資金計画を行うと共に、近隣の価格相場や必要な予算を知ることが重要となります。
自己資金と返済能力から総予算を決める
住宅金融支援機構が提供しているフラット35を参考にすると、年収400万円(手取り)未満の場合の年間返済額上限は年収の30%以下、400万円以上では35%以下としています。
これを元に同機構が提供しているシュミレーションを利用すると、年収400万円とした場合の年間返済額上限は140万円となり、30年返済での借入れ可能額は3,437万となります。(90%ローン、元利均等払い、固定金利1.4%)
このように家を建てる時には、シュミレーションなどを利用して借入れ可能額を知り、自己資金を合わせた総予算を確認しておくことが必要です。
建売分譲住宅価格を参考にする
次に、家を建てる地域の建売分譲住宅の販売資料を出来るだけ多く手に入れることです。
建売分譲住宅の販売資料には、土地価格や建物価格、そして屋外等の諸費用など、家を建てる時に必要な情報が数多く記載されています、
これらの情報を元に、家を建てる時に必要な予算項目と概算総額を知ることが可能となります。
なお、既に土地があり注文住宅とする場合には、合わせて住宅カタログの価格情報も参考になります。
まとめ
自己資金と借入れ可能額から求めた総予算、そして建売分譲住宅や住宅カタログから想定した総予算を知ることで、実現可能な予算を組むことができ、家を建てる計画へと進めるのです。