家を建てる段取とは、家を建てるための手順を言います。
段取を計画することで、家を建てるまでの問題点が明確になると共に、完成までの全体イメージを掴むことが出来ます。
建築総予算の中身は?
家を建てるための段取には、まず総予算を決めなければなりません。
必要な費用には、家そのもの他に、屋外の電気・ガス・給排水工事、門扉・フェンス、植栽などの外構工事の各費用があります。
場合によっては、照明器具やエアコンなどの電気機器、カーテン、等の費用も必要になるかもしれません。
さらに、建設地に既存建物の除却や造成が必要な場合は、それらの費用も必要となります。
最後に、各種税金やローン関連、火災保険、家の登記などの諸費用も総額に組まなければなりません。
これらの全費用を合算し概算総額を知る必要がありますが、一般ユーザーには限界を超えており、設計事務所あるいは予定しているハウスメーカーや住宅会社にお願いするのが一般的です。
希望する家のイメージは具体的に!
希望する家のイメージは、口頭や文字だけで表現するのではなく、スケッチあるいは雑誌やカタログなどを利用して具体的に意図が伝わるようにしましょう。
その場合、それらのイメージに統一感があるかを確認してください。
任意の好きなイメージだけを羅列したようなものでは、設計者は何をコンセプトにして良いのか分からず、中途半端なプランで、ユーザーと設計者の間でいつまでも修正を繰り返す事になります。
プランの確定と工程確認
ラフプランが決まったら、いよいよ正式な図面の承認です。
提案された図面の読み取りや理解が難しいところは、遠慮せず確かめてから図面の承認を行ってください。
一般的に、プラン確定の段階では先の概算総額を算出する際にお願いしたハウスメーカーあるいは住宅会社が決まっているはずです。
従って、プランが確定し契約したら、着工日や完成・引渡し日などのスケジュールを確認してください。
そして家を建てる最後の段取は、ユーザー側が行う引越しの手配となります。