家を建てると決めてからの楽しみは、間取りを考えることで、これはジグソーパズルゲームに似ています。
もしかすると、まだ現実的な問題に直面していない分、一番楽しい時期かもしれません。
家族で色々な希望のジグソーピースを出し合う中で、欲しい家のイメージが少しずつ具体的になっていくのです。
そして、家を建てる前に重要なのは、このゲームの中で欲しい家のイメージを具体化させ、何を家のキーポイントにするかを見つけることです。
例えば、日当たりの良い中庭、見晴らしのいい屋上、ホームパーティーができるリビング、などです。
建ぺい率、容積率って何だろう?
間取りを考える時に、最低限知っておかなければならないことがあります。
家を建てる時の制限には建築基準法があり、敷地面積に対する建築水平投影面積(建ぺい率)と延べ床面積の最大限度(容積率)が決められています。
これらは、地域・土地によって異なり、住宅地に多いのは建蔽率が60%、容積率が200%です。
例えば、敷地面積が100m2であれば、最大の水平投影面性は60m2、延べ床面積が200m2となります。
建設地の建ぺい率や容積率は、管轄の行政で確認することができますが、土地の売買契約書にも記載されています。
間取りゲームのツール
希望する各部屋の大きさを方眼紙などを利用して切り抜き、様々に組合せてみてください。市販のジグソーパズルゲームと違うのは、完成形がいくつもあることです。
フリーの間取りソフトを使えば、よりゲーム感覚を楽しめる上に、内外の俯瞰図でよりイメージが具体的になります。
手作りのジグソーパズルやソフトを利用してのゲームは、希望する家のイメージを具体化させるためですから、詳細にこだわる必要はありません。
大まかな間取りができれば、雑誌の切抜き写真や口頭説明などで補足するくらいが気軽に楽しめるコツです。
【間取りが決まったら、プロにバトンタッチ!】
間取り案が決まったら、いよいよプロに相談です。
間取り案や口頭説明などで希望する家のイメージを伝えたら、あとは家を建てるプロに任せるのが賢明です。
プロはユーザーの間取り案とヒアリングを元に、建築基準法をクリアさせながらリメイク・リファインを行い、ユーザーの希望を叶えるのが仕事なのです。