家を建てる時に間取りを考えるのは楽しいもので、夢が膨らむ時でしょう。
また、家族構成や生活スタイル、さらには二つと同じものがない土地で計画される間取りは、唯一のものです。
その間取り計画の中で比較的忘れやすい、あるいは気付きにくい点について述べてみます。
庭も間取りの一部
家を建てる時に、庭を間取りから残った部分とするのではなく、計画した間取りからどのように見えるか、そして利用できるかも考慮してください。
庭を間取りの一部として計画することにより、視覚的な拡がりや部屋の利用形態にバリエーションが増えます。
中庭を取り囲むような間取りはその一例で、プライバシーを確保しながらオープンな空間を楽しむことができます。
リビング中心とダイニング・キッチン中心
家を建てる時に、リビングを中心とするかダイニング・キッチンを中心にするかで、生活スタイルが変わります。
家族で調理を楽しみ、食後もダイニングテーブルやキッチンで団欒を楽しむ時間が多い場合は、対面キッチンやカウンターなどを活用すると共に、少し大きめのダイニングテーブルが置ける広さが必要です。
一方、リビングを中心とする場合は、ダイニングから自然に移動できるような配置にすると共に、各個室への動線がリビングからの視界に入るようにしておくと、家族がリビングに集まりやすくなります。
まとめ
家を建てる時の間取りで重要なのは、単に必要な広さや便利さだけで計画するのではなく、生活スタイルを如何に充実させるかで、そのイメージを明確に持つことです。
したがって、間取りの詳細までを計画する必要はなく、明確なイメージと大まかな間取りが出来たら、あとは設計のプロに任せるのが賢明です。