家を建てる時には、色々な打ち合わせや確認作業があり、十分に注意していたつもりでも勘違いや伝え忘れなどが起こることがあります。
工事が完成に近づくと、今までは分からなかった工事も分かりやすい内装や住宅設備などに進んできます。
そして、壁のクロス柄を見て、あれ?、厨房機器を見て、えっ!、となりトラブルに発展するケースが時折あります。
家を建てる時のトラブルの多くは、打ち合わせ不足と確認不足が原因です。
仕様書の確認
家を建てる時の契約書には、家の設計図書がついています。
設計図書には、家の配置図、平面図、立面図などがあり、家の内外の仕様書もこの中に含まれています。
平面図や立面図などは、普段あまり目にすることがなく興味のある間取りなどを表していることもあって、比較的詳細に質問などで理解を深めようとします。
しかし、仕様書については、文字と数字・記号ばかりで、読むのが億劫な反面、読めば分かると言う意識で打ち合わせや確認がおろそかになりがちです。
仕様書には、家の内外の仕上げやそれに使用する品名・品番などが記載されており、これを補足する意味でコーディネートボードと言うビジュアル的に表現したものを別途提供されているのが一般的です。
カラーコーディネートは現物で確認
コーディネートボードには、床、壁・天井などの仕上げ、設備機器などの機種・品番などをビジュアル的に表現していますが、全てを表している訳ではありません。
どちらかと言うと、インテリアやエクステリアの調和性を表現したものです。
従って、家を建てる時に先のようなトラブルを防ぐためには、打ち合わせの際に仕様書に記載されているそれぞれの品名や品番を塗り潰すように確認しておくことが必要です。
さらに、色やテクスチャ-はコーディネートボードなどを参考に、カットサンプルなどでも確認しておくことです。